空間xyz座標での,各軸のまわりの回転は平面の回転の簡単な拡張である.回転前のベクトルの座標を ,回転後のベクトルの座標を
とする.
z軸のまわりの回転ではz軸方向には変化しないので, である.座標軸を固定してベクトルを動かす,能動的回転の回転行列は平面の場合には「平面の回転行列 2」の(1)式であったから
となる.
x軸のまわりの回転は \eqref{1} で および
とすればよい.
並べかえると
になる.y軸のまわりの回転は \eqref{2} に対して および
とする.結果は
である.