2020-07-16 計測における誤差解析入門(その40)(12-1), 12-2, 12-4, 12-6 計測における誤差解析入門 John R. Taylor「計測における誤差解析入門」の読書メモ 最終章.付録Dの表はカイ二乗ではなく,自由度で割った換算カイ二乗であることに注意. 12.1 表12.10の期待度数は観測度数の誤り. 12.2 となるので,正規分布といえない. 12.4 3個のさいころを振って6の目が出ない確率は , 6の目が1個出る確率は , 6の目が2個か3個出る確率は になる.これから400回振ったときの期待度数は順に となるので, を得る.これは3に近いので,さいころはいかさまであるとはいえない. 12.6 (a) 50人と,ガウス分布の平均と標準偏差の計3つが制約条件なので, である.仕分け箱は4つなので,自由度は である.(b) 測定値を 個の仕分け箱に分けるとする.ガウス分布の中心は既知でありデータで決まるのではないので,制約条件は測定回数とガウス分布の幅の2である.よって自由度は である.