「電磁気学の基礎 I」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ
10.1節.P234の一番下,原子数 は電子数か陽子数ではないだろうか.(10.3)の の定義が不明だが,左の式を計算すると
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となるので
と考えられる.
次は統計平均を計算する.
によって分布関数を展開したものが で始まる式である.
を使うと
となる.ここで とした. は の6次元積分である. を 軸方向とする.積分が0にならないのは も 軸に向くときで,被積分関数は である.まず の角度積分を行う.
次に の角度積分を行う. であるから
以上をまとめると
となる.よって
となる.
10.2節.P237,磁気モーメントの 成分の平均値は
によりランジュバン関数になる.
P238, で を微小量とすると, を(10.8)に使って
となる.