前回に求めた
ただし
を解く.まず, であることから,
の形に変数分離できそうである.実際
なので, は
を満たす.
境界条件は,無限遠では前々回の(6)であったから, の場合には
である.また\eqref{3}より, では常に となることから,球面上でも である.これにより前々回の(7)で与えた定数 は 0 になる.つまり球面上での条件は
となる.
\eqref{4} を解くため, を仮定して\eqref{4}に代入すると
となる.この大括弧部分は因数分解できて
となるので, が解になる.よって の一般解は, を定数として
になる.
境界条件\eqref{5}から となり,\eqref{6}から
すなわち
となる.よって
を得る.これで流速や圧力を求める準備ができた.