電気双極子にはたらく力

 電場中で電気双極子にはたらく力は


 \begin{align} \mathbf{F}=(\mathbf{p}\cdot\pmb{\nabla})\mathbf{E} \end{align}


で与えらえる. \mathbf{p} は双極子モーメントである.これは電磁気学の本に書かれていることであるが,この式を最初に見たときは混乱した.右辺は微分演算子がついているので位置の関数であることがわかる.しかし左辺は磁気モーメントにはたらく力なので明らかに位置の関数ではない.こういう表記で,初めて学ぶ大学生はすぐに理解できるのだろうかといつも思うのだが,もしかしたら私の頭が悪いだけなのかもしれない.