楕円体の導体に電荷が与えられているとき，表面につくられる電荷分布は解析的に計算できる．グリフィスの電磁気学では導出は与えられず，結果だけが載っている．P111（原書）の脚注をみると導出は別の本にあり，"tour de force" （離れ技）が必要らしい．しかしネットで探してみると以下の文献が見つかる．
T L Curtright, Z Cao, S Huang, J S Sarmiento, S Subedi, D A Tarrence, T R Thapaliya, "Charge Densities for Conducting Ellipsoids", arXiv:1911.03602
未確認だが European Journal of Physics にも掲載されているらしい．ここにはデルタ関数を使って非常に簡単に表面電荷分布を計算する方法が載っている．
