「電磁気学の基礎 I」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ
4章まで終わったが,2章に比べると式の誘導が不親切になってきた.図が少ないのが辛い.言葉だけの説明では状況設定がわからないときがある.
5.1節.水素原子がつくる電場のうち,原点の原子核がつくる電場は であった.電子雲のつくる電場はこれを引く.
5.2節.単位体積当たりの量を表すときは小文字のほうが普通だと思うが,この本では逆である.(5.3)の左辺から右辺への変形はまず思いつかない.
5.3節.(5.9)右辺第1項の計算は,逆から導いてみる.
最後の式はややわかりにくいので成分表示で計算すると
となるので(5.9)右辺第1項に戻る.
5.4節.束縛電荷密度の b はbound chargeから. に物理的意味はないということだが,今後も は使うようである.真空中では だと思っていたが,そうでない定義もあるとは知らなかった.