計測における誤差解析入門(その22) 5-18, 5-20, 5-21, 5-22

John R. Taylor「計測における誤差解析入門」の読書メモ

5.18

P289の表から, 2\sigma の範囲は95.45%であることがわかる.また95.00%となるのは  1.96\sigma のときである.

5.20

(a)   1\sigma の範囲であるから68.3%,つまり683人.

(b)   1\sigma より上の範囲はP291の表より  50-34.13=15.87%,つまり159人.

(c)   3\sigma より上の範囲はP291の表より  50-49.87=0.13%,つまり1人.

(d)   -2\sigma -1\sigma の間にいる割合はP291の表より  47.72-34.13=13.59%,つまり136人.

 

5.21

カスターブリッジ麒麟倶楽部は架空のものであろうが,なんとなく実在らしく感じられる.

(a)    5'10'' 1.8\sigma なので,P291の表より  50-46.41=3.59%,2000人の3.6%は72人.

(b) 3.6%の倍の7.2%とするには,  50-7.2=42.8 なので,P291の表より  1.46\sigma に相当する.つまり,  2.5\times 1.46=3.65 インチとなり,約3.5インチとして  1'5.5''+3.5''=1'9'' となる.

5.22

 \begin{align} \int_{X-t\sigma}^{X+t\sigma} G_{X,\sigma}(x) dx &= \frac{1}{\sigma\sqrt{2\pi}} \int_{X-t\sigma}^{X+t\sigma} e^{-(x-X)^2/2\sigma^2}dx \\
&=\frac{1}{\sigma\sqrt{2\pi}} \int_{-t\sigma}^{+t\sigma} e^{-y^2/2\sigma^2}dy, \ \ (y=x-X) \\
&=\frac{1}{\sqrt{2\pi}} \int_{-t}^{+t} e^{-z^2/2}dz,  \qquad (z=y/\sigma)\end{align}