計測における誤差解析入門(その7) 2-26, (2-27), 2-28, 2-30

John R. Taylor「計測における誤差解析入門」の読書メモ

 

2.26

 

(a)  123\pm 1=123\pm 0.8\%

 

(b)  1230\pm 10 = 1230\pm 0,8\%

 

(c)  321\pm 1=321\pm 0.3\%

 

(d) 有効数字が3桁の場合,P34表2.4より相対誤差は0.1%と1%の間である.(a)-(c)はすべてこの間にある.

 

2.27

 

(c) 誤差表記の例外則を使えば, 9.1\pm0.18.

 

2.28

 

(a)  a=11.5 cm \pm 1.7\%, b=25.4 s \pm 0.8\%なので, q=292 cm \cdot s \pm2.5\%=292\pm7 cm \cdots になる.

 

(b)  q=15 N \cdot m \pm8\%=15\pm1.2 N \cdot m

 

2.30

 

(a) 有効数字2桁の数値と,有効数字5桁の数値をかけると,有効数字5桁の数値の相対誤差はほとんど無視できるので,積の相対誤差は有効数字2桁の数値の相対誤差と等しくなる.つまり積も有効数字2桁にすればよい.

 

(b) 有効数字2桁の25と,有効数字5桁の36666をかけると, 920000\pm4\% になる.一方で,有効数字2桁の920000の誤差は10000なので,相対誤差は1%になる.