「電磁気学の基礎 II」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ
17.7.3節. のとき,キャンベル・ベーカー・ハウスドルフの公式を使うと
になる.
の固有状態 は
などの性質をもつ.また
及び
であるが,
でもあるので,
が成り立つ.これを繰り返し使うと
となる.これから
となる.この3番目の式を使うと,規格化条件
により
となる.よって
となる.これを使うと
であるので,コヒーレント状態で粒子数が である確率は
となる.これはポアソン分布である.
を期待値の周りで展開して の2次まで残す.
これは を のまわりに展開すれば得られる.1次の揺らぎは期待値を取れば相殺して消えることを使った.()
より
となる. と比べると(なぜ ではないのか?)
となる. より
になる. と の違いは期待値を取っているかどうかである.