「電磁気学の基礎 II」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ
14.4.1節.マッカラーの公式(3.46)を使っているが,もっと直接的に
を使ってもよい.
電位については(14.7)を展開して
となる.
P426に定義されたヘルツベクトルを使うと
と表せる.
ベクトルポテンシャルの回転を前回計算した
を使って求めると,ヘルツベクトルの下に書かれている磁場の式を得る.電場についても同様である.
14.4.2節.(8.7)より
であり,また
であるから, 項を消去すると(14.17)を得る.
フィッツジェラルドベクトルは を満たす.
ベクトルポテンシャルから磁場を求める.
によりP428の磁場を得る.電場は からすぐに得られる.これらから として
になる.さらに と のなす角を とおくと
である.距離 の立体角 に放射されるエネルギーは であるから、全空間に単位時間に放射される全エネルギーは
になる.
フィッツジェラルド双極子の場合
であり,1周期平均を取ると
であるから
になる.
後半は次回.