「電磁気学の基礎 II」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ
13.1節.電磁波が横波であることは電場と磁場の発散が0になることによる.電場と磁場が直交することはアンペールマクスウェルの法則による.磁場の大きさは電場の 倍である.
13.2節.電磁波を正弦波で表した場合,エネルギー密度やポインティングベクトルの時間依存部分は無視してよい(波束で表すと相殺する).電磁場を複素数で表した場合,エネルギー密度やポインティングベクトルなど,電磁場の2次以上の量を求めるときは注意が必要.
なので,計算の最後に実部を取る,という方法ではうまくいかない.このことをしっかりと書いている本は意外に少ない.
(3.18)の下の式は
により得られる.
13.3節.電磁場が時間変化する場合,ある面での電磁場の境界条件は静電磁場と同じ.ガウスの法則と磁場の発散が0である式から,P384の下から2番目の2式を得る.また,面をまたぐ,底面積 , 高さ の円柱を考えると,円柱の面についての積分により
になる.
13.4節.導体に電磁波が入射すると圧力を与える.