電磁気学の基礎 I (その29) 7.1, 7.2, 7.3, 7.4, 7.5, 7.6

電磁気学の基礎 I」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ


 7.1節.平行な電流間にはたらく力をアンペール力という.


 7.2節.グラスマンはアンペール力をベクトル積で表現.電流要素間の力は作用反作用を法則を破るが,電流要素は数学的な量なので問題ない.


 7.3節.面電流密度がわかりにくい.面の切り口の線分を横切る電流なので,単位長さあたりの電流になる.


 7.4節.ビオー・サヴァールの法則からアンペールの法則を導けるが,アンペールの法則からビオー・サヴァールの法則を導くことはできない. \pmb{\nabla}\times\mathbf{B} が決まっても  \pmb{\nabla}\cdot\mathbf{B} が決まらないので  \mathbf{B} が確定しないため.


 7.5節.電位は「電荷要素÷距離」,ベクトルポテンシャルは「電流要素÷距離」.


 7.6節.ベクトルポテンシャルの境界面の式に出てくる  (1/2)\Delta n (\mathbf{B}_1+\mathbf{B}_2) は必要だろうか.その上の式で極限を取れば0になることはわかる. 1/2 \Delta n の中間に境界が位置していることを示すが,やはり図がほしい.