計測における誤差解析入門(その4) 2-10, 2-12, 2-14

 

John R. Taylor「計測における誤差解析入門」の読書メモ

2.10

初めの時刻を  t_0\pm 1 s,終わりの時刻を  t\pm 1 s とすると,その差は  t-t_0 \pm 2 s となるので誤差は2秒である.

 

2.12

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 いずれの誤差表記も(最初の数字が1なので)例外則を使った.加速度  a の測定値がすべて予想値よりも小さい.考えられる理由は摩擦の影響,空気抵抗,加速度を計測する計器のもつ系統誤差がある.

 

2.14

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  データは直線のほか2次曲線や3次曲線にも乗るが,角運動量保存則を確かめているので直線と比べるのが適切である.直線は誤差の範囲内か,すぐ近くを通っているのでデータ上に乗っているといえる.