「電磁気学の基礎 II」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ
電磁気学の基礎 I から初めて約2カ月が経ったが,初めのほうを読み直してみると訂正や補足したいところがある.一通り読んだら取りかかりたいが,I でも45回かかったので II はもっとかかりそうである。今年中に終わるのだろうか.
14.4.3節は計算が半端ない.今回は(14.22)まで.
によって(14.20)を得る.これからP430一番下の式を使って電場を求めるのだが, が の関数なので微分するときに注意がいる.P431の最初の2式が微分の結果である.これらの式から
が得られる.さらに から
になる.これら3つの式で を含む項を合わせると
となり,(14.21)を得る.磁場は
であり,第1, 2項がそれぞれ
となるから、
になるので,これと電場を比べると(14.22)になる.