電磁気学の基礎 II (その1) 12.1, 12.2, 12.2.1, 12.2.2, 12.2.3

 今回から「電磁気学の基礎 II」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) に入る.手元にあるのは初版第3刷である.


 12.1節.電磁場を縦,横成分に分けるとまた新しい視点がみえてくる。(12.12)は  \nabla^{-2} \pmb{\nabla} が交換できることを使っている.


 12.2節.ゲージ変換でベクトルポテンシャルの横成分は不変である.これはI巻でも言及があった気がする.


 12.2.1節.クーロンゲージ固定後に残るゲージ変換の自由度は,境界条件を課すことによってなくなる.I巻でも扱ったこの内容をもう少し詳しく知りたい.


 12.2.2節.ローレンスゲージでは電位もベクトルポテンシャルダランベール方程式の形になるので因果関係をみるのに都合がよい.


 12.2.3節.(12.30)を求めるにはその上の式の発散と時間微分を取る.


 初めはややこしい計算がなく,どんどん進む.