「電磁気学の基礎 II」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ
13.9節.(13.36)を求める.
最後の等式で
を使った.さらに
によって(13.36)第2式を得る.運動量や角運動量も同様な計算で得られる.
後半. のとき, である. P404の に対し, が鋭いピークを持つことから,
と近似できる.これから を得る.
13.10節.自由空間の電磁場は2自由度なので,2個のスカラー関数だけで電磁場を表現できる.ホイッタカーポテンシャルを検索したが見つからない.他の電磁気学の本には載っていないのかもしれない.
13.11節.このポテンシャルも日本語の検索では他の本に引っかからない.英語で検索すると,1962年出版の Encyclopedia of Physics vol.IV, (Springer) に掲載されていることがわかる.そこにブロムウィッチが1899年までに導いていたと書かれている.
ミー表示のベクトルポテンシャルによって
となるので とすることで(13.44)になる.
トロイダルやポロイダル成分というのは初めて聞いた.