「電磁気学の基礎 I」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ
8.5節.コンデンサーの極板間に生ずる電場は であるから,力は
となり,これから になる.
説明が前後しているせいで(8.30)の上の式がわかりにくい. の平均を代入すると2番目の等号になる. の平均は中心につくられる磁場に基づいている. について解くと
となり(8.30)になる.
P183の最初の式はやや技巧的で,
としている.これから
となるので,最初の の式より
を得る.
8.6節.(8.31)の面積分は3.6節でも使った.「 を考慮しない通常の 」 という部分に少し驚く.この本の は特殊な定義だったのか? となると通常の では磁位で表すことはできないのだろうか. とはここでの量の意味で,磁性体の とは別だとみているのだろうか.いろいろわからない.
8.7.1節.(8.35)の真ん中の式で が抜け落ちている.
P187の,ところで,で始まる段落が理解できない.輪切りとあるが,どういう分割をしているのかイメージがわかない.輪切りというと細かく分割しているように思えてしまう.観測点を中に含まないとはどういうことだろうか.球外に観測点があるのとは違うようである.上下面とは何だろうか.図があればと思う.
8.7.2節.電荷の回転によって磁気モーメントが生じ,周囲に磁場ができる.