「電磁気学の基礎 I」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ
2.8節.はじめの段落に書かれていることを式にしてみる.
右辺の微分は でなければ0になる. の場合を考えるには を中心とする微小半径 の球を考え,その領域内では は一定であるとする.
3段目で を にし,5段目で発散定理を使い面積分に,6段目で立体角の定義を使った.この4段目の式と最終結果から,(2.38)の関係があることがわかる.
クーロンの法則からガウスの法則を導くことはできるが,ガウスの法則からクーロンの法則を導くことはできない.ガウスの法則は を与えるが, が決まらないので が確定しないためである.
2.9節.電場の中で外力が単位電荷を運ぶために必要な仕事は であり,保存場 であれば仕事は積分経路によらない.
ストークスの定理を回転定理とも呼ぶらしい.