今度は の場合.
積分表示の(1)式を複素積分にし,図のような長方形の経路に沿って一周する.
の大きさによらず長方形の内部で被積分関数は解析的なので,積分は0になる.
上で , 上で , 上で と変数変換する.例えば の積分は
となる.これより
となる.ここで, と表す. では,
右辺第2項は 因子によって0になる.残りの項を と変数変換すると
となる.前回までと同様に上昇階乗べきを使って
であるから,これらを\eqref{1}に代入して
を得る.これはNISTのDLMF 13.7.2式と同じである(13.7.1と同様, をかけると になる.).