「電磁気学の基礎 II」太田浩一 著 (シュプリンガージャパン) の読書メモ
今回はP432の についての展開から.
についての展開
に対し,右辺の を逐次 で表していくとP432の の式を得る.これを使い
となるので,P432一番下の2式を得る.
が大きい場合で,点電荷の速度が光速に比べて小さい場合,展開の初項のみがきき,P433の上から2番目の式になる.
ラーモアの公式は(14.15)で を に置き換えることで得られる.
が小さくないとき,(14.21)の第2項と(14.22)から,(14.24)下の を得る.これは を使っている.(14.25)から
であり,
によってP433の一番下の式になる. を 軸に、 を 平面上に選ぶと
、
となるから、 積分すると
より
ここで
から
となる.最後の式で、 、 とおいた。ベクトルで表せば(14.26)になる.